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私たちの理想
 

1.センターの雰囲気
 本センターには誠実で優秀な大学院生・大学生が参加しています。 これらのスタッフが、世界各地からの友人の参加を歓迎しています。 みんなで一緒に切磋琢磨し、世界の平和・個人の尊厳について建設的意見を述べ合います。友情を育むと同時に、まるで和やかな家族の一員のように相互に尊重し合い、お互いに助け合っています。
参加者各位の協賛の詩を募集します!  → 各位の詩

2.三位一体:Trinity of Goodwill, Philosophy and Courage 仁愛・智慧・勇気: 「理想を叶える鼎・かなえ」
  世界中の全ての人々に対して表裏無く、公平に接する「仁愛」、人類のみならず自然界の一切事物と共存協調するために磨き上げる「智慧」、世間の不条理や困難に遭遇しても、不撓不屈たる「勇気」。この三点の美徳を備えることができれば、たちまちに、全く新しい境地、論語にも述べられているところの「思無邪(おもい、よこしまなし)」に達すると考えられています。

 本センターの会員はこれを行動の規範とし、自己開発(self development)・実践而立(self internship)の目標としています。同時にこれらの美徳を世界に伝え広めていきたいと切実に願っています。

 (仁愛無憂・崇徳辨惑・克己復礼)Charity begins at home, but should not end there. The Emperor’s New clothes. The little Match Girl.

3.私たちの理想(温故知新sciences with Conscience)
 産業革命以来、人類社会においては、自然科学のみを絶対とする傾向が強く、人間性についての学問研究が軽視される嫌いのある事実は否めません。自然科学はある時点で正しいとされる認識や知識であって、恒久の真理ではあり得ません。時の推移、望遠・顕微の機器の精度等によって刻々と変化し、「刷新」され続けます。「昨日正しかったもの」は、「今日は間違っているもの」と弊履のごとく棄てられます。これは自然科学の本質です。すなわち、自然科学は世界の平和・個人の尊厳にとっての必要条件の一部であり、それ自身が十分条件にはなり得ません。人類の歴史を鑑みれば明らかなことでしょう。
  しかしながら、ソクラテスや孔子の追求実践するのは「公平な世界と個々の尊厳」を実現し得る恒久の真理、すなわち、皮相的な唯心唯物に捉われない哲学であって、その中に自然科学・人間科学・社会科学など無数の諸科学が含まれます。聖徳太子の憲法十七条にも、「我、必ず聖に非ず。彼、必ず愚に非ず。共にこれ凡夫のみ。是非の理、なんぞよく定むべきや。」と明記されています。 *Know thyself. (The Ancient Greek aphorism for “The more ignorant, the more arrogant”, Apollo’s apology) *I know that I know nothing. (Socrates)  *天を怨みず、人を尤めず。下学して上達す。如何せん如何せんと曰ざる者は、我はこれを如何ともする莫きなり。(論語) *我必非聖。彼必非愚。共是凡夫耳。是非之理、詎能可定。(憲法十七条) *アラユルコトヲ、ジブンヲカンジョウニ入レズニ、ヨクミキキシワカリ、ソシテワスレズ、(宮澤賢治・法華経・常不軽菩薩品)  

 産業革命以来、所謂、先進国の多くの国民や、発展途上国の少数の人々は、科学技術のもたらした便利で手軽な生活を享受して来ました。しかし、科学技術がもたらした前代未聞の「便利さ」と同時に、科学技術の「醜悪さ」も曝け出しました。環境汚染、気候変動など各種の問題が人類の生存すら危うくしているのは周知の事実です。さらに、今年3月に発生した前代未聞の深刻重大な原発放射能事故は、まさに全人類存亡の危機の警鐘を鳴らしているかのように、3か月経過した現在に至っても解決できる見込みの立たない状況に陥っています。多様性を尊重した地球社会の幸福平和にとっては、科学技術だけでは不十分であることは誰の目にも明らかになっています。さらに危惧すべきは、トンボやハチなどいつのまにか、身近な動物たちが姿を隠してしまって、自分たちが「虫も好かない」存在になってしまっているのにも気がつかないように、私たちは、産業革命以前に大切にしていた失ってはいけないものを、いつのまにか失ってしまっていることにすら気付いていないのかもしれません。

指鹿為馬・Emperor’s Clothes
我々人類が地球上に出現して以来、無数の天災・戦争・人災等を経験して来たにもかかわらず、現在も依然として存在し得ているのは、この「仁愛・勇気」のおかげではないのでしょうか? 相互に敬愛し、相互に助け合う「仁愛・勇気」、聖徳太子は、「和を以て貴しと為す」と言っています。
  つまり、「多様調和・相互尊重の社会」を構築護持する三本の主柱のうち、「仁愛・勇気」の二本を失ってしまえば、「裸の王様」や「指鹿為馬・鹿を指して馬と為す」の衆愚を踏襲し、その結果、「自然科学」は有名無実の「不自然科学」になってしまい、人類を破滅させることにもなるでしょう。
本協会の会員は深くこの道理を理解し、自分たちの実際の行動をもって、「智慧」を磨き、「仁愛・勇気」を認識し、後輩の指導支援、相互扶助を通じて、社会に貢献し、周りの人々に対して公平に「仁・智・勇」の種をまいて行きます。同時に、私たち自身の実践活動によって、さらに多くの人の共鳴を得て、人類社会の「悪循環」ではなく、「善循環」のために私たちの力を貢献したいと念願しています。
東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ  行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ  ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ  サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ  ホメラレモセズ  クニモサレズ
サウイフモノニ  ワタシハナリタイ
Salt and Light (Jesus Christ) / 克己復礼(論語)

 

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